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「水の飲み方」には健康のヒントがいっぱい
「最近、水をすごく飲むけど大丈夫かな?」
「暑い日が続くのに、あまり飲まない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
水の飲み方は、体からのちょっとしたサインかもしれません。
日常的にチェックできる大切なポイントなので、今回は犬猫の飲水量について、目安や注意すべき変化を一緒に見ていきましょう。
犬猫の1日の水分摂取量の目安は?
健康な状態であれば、1日の飲水量はだいたい以下が目安になります。
- 犬・猫ともに:体重1kgあたり 約50ml(±20ml)
例)5kgの子なら 250mlくらい
ただし、これはあくまで目安で、以下のような要素で前後します。
- ドライフード中心の子 → 水分をフードからあまり摂れないため、飲水量が多めになります
- ウェットフードや手作りごはん中心の子 → 食事に含まれる水分である程度カバーされます
- 暑い日や運動後 → 一時的に飲水量が増えるのは自然なことです
飲みすぎていると感じたら?
水を飲む量が急に増えたように感じるとき、次のような病気のサインである可能性もあります。
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
- 子宮蓄膿症(メスの場合)
こうした病気の初期には、「水をたくさん飲む」「おしっこが増える」といった変化が出やすいです。
✅ 簡単なチェック方法
- 朝、満タンにした水皿の水を夜に計量カップで量ってみる
- 毎日大体どれくらい飲んでいるか、ざっくりでも記録すると変化に気づきやすくなります
「ちょっと多いな?」と思ったら、何日も続いていないかをチェックし、気になる場合は早めに獣医さんに相談しましょう。
あまり水を飲まないときは?
反対に「全然飲んでいないみたい」と不安になることもありますよね。
猫では特によくある悩みです。
飲水量が少なすぎると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 脱水による夏バテや体調不良
- 尿が濃くなる → 膀胱炎や尿石症のリスク
- 慢性的な腎臓病の進行
✅ 飲水を促すコツ
- 複数の場所に水皿を置く(移動する手間を減らす)
- ぬるま湯や氷水など温度のバリエーションを試す
- スープタイプのおやつやウェットフードを取り入れる
- 流水(自動給水器)を好む子もいる
「暑い日でもあまり飲まない」「尿が出ていないかも?」と感じたら、早めに様子を見ましょう。
こんな時は病院へ相談を
水の飲み方の変化だけでなく、こんな症状が一緒に見られたら要注意です。
- 飲水量が明らかに増えた or 減った状態が数日以上続く
- おしっこの量や回数がいつもと違う
- 元気がない、食欲がない、嘔吐や体重減少がある
こうした場合は、病院で血液検査や尿検査を行い、体の中で何が起きているかを確認していく必要があります。
まとめ:毎日の「飲み方チェック」が健康を守るヒントに
水の飲み方は、飼い主さんが一番早く気づける健康のサインです。
1日の中で「なんかいつもと違うかも?」と思ったら、小さな変化でも見逃さずに記録しておくと、いざという時に役立ちます。
「いつも通り」を知っておくことが、体調の変化を見逃さない第一歩。
あなたの愛犬・愛猫が、毎日元気で過ごせるよう、日々のチェックを続けていきましょうね。
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