夏バテしてる?犬猫の食欲不振の原因と対策

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暑くなってくると、「最近ごはんを食べる量が減った気がする…」というご相談が増えてきます。

犬や猫も、私たち人間と同じように夏バテをすることがあります。
この記事では、食欲が落ちる原因や、ご家庭でできる対策、そして注意が必要なサインについてお話しします。


夏に食欲が落ちやすくなる理由

犬や猫は、汗をかいて体温を下げることが難しく、夏は特に体調を崩しやすい季節です。

  • 暑さや湿度による疲れやだるさ
  • 消化機能の低下(胃腸が弱っている状態)
  • 水分不足による消化不良
  • 運動量の低下でお腹が空きにくくなる

このような変化が重なると、いつもはしっかり食べていた子でも食欲が落ちることがあります。


元気はあるけどごはんを残す時の対策

まずは、「食べないけれど元気・排泄も問題なし」の場合。
このような時は、工夫次第で食欲が戻ることも多いです。

● 涼しい時間にあげてみる

暑い時間帯は食欲がわきにくいので、早朝や夜など涼しい時間帯にごはんをあげてみましょう。

● 水分を増やす工夫を

フードをぬるま湯でふやかしたり、スープやウェットフードをトッピングして、水分と香りをプラスすると食べやすくなります。

● 香りで食欲を刺激する

フードを少しレンジで温めると、香りが立って興味を引きやすくなります。風味のある低塩分のトッピングも効果的です。

● 食べやすい形に変える

高齢の子や口が小さい子には、小粒タイプややわらかめのフードにしてあげると食べやすくなることも。


こんなときは病院で相談を

食べない状態が続いたり、元気がなくなってきた場合は注意が必要です。

  • ぐったりしている、寝てばかりいる
  • 嘔吐や下痢がある
  • 体重が急に減った(1週間で5〜10%以上)
  • 3日以上、ほとんど食べない

こうした症状がある場合、熱中症・内臓の病気・感染症などが隠れていることもあります。
早めにかかりつけの動物病院に相談してくださいね。


夏を元気に乗り切るために

  • エアコンや遮光カーテンで室内を快適に
  • 複数の場所に水飲み場を用意して水分補給をしやすく
  • 散歩は涼しい時間に、短めに
  • 食べる・飲む・出す・動くの様子をこまめにチェック

おわりに

夏は、犬や猫にとっても少しつらい季節。
小さな変化に気づいてあげることで、体調の悪化を防げることもあります。「このくらいなら大丈夫かな?」と迷ったときは、お気軽に動物病院に相談してみてくださいね。
飼い主さんと一緒に、元気に夏を乗り越えられるようにお手伝いできればうれしいです。

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